「エマのしごと」「エマとピーター」素朴な絵がとっても愛らしい、なんだかあったかい本

スウェーデンの作家グニラ・ヴォルデの本。

 

「エマのしごと」

小さなエマが、壊れてしまった自分のおもちゃ(人形やベビーカー)を修理していくお話です。

どんな風に修理をしたのか、やり方もひとつひとつ書かれてあります。

 

エマは、かなづちとくぎとペンチをおとうさんにかりました。おとうさんは、くぎをうっていてまがったら、ペンチでぬくんだよと、おしえてくれました。

 

壊れたおもちゃを自分で修理するというところ、とても良いです。それが押し付け的ではなく、とても自然に当たり前のこととして書かれています。

くまのぬいぐるみの足からわたが飛び出ているのを繕ったり、ベビーカーの車輪が外れているのを直したり、人形の髪の毛が取れているのをボンドでくっつけたり。

ここチェコに暮らしていて気づいたことのひとつに、自分が今までいかに簡単にものを捨てていたかということ。

「壊れた→修理する」という流れが当たり前のように、ここにはあります。何度も修理されて2世代3世代と使われているおもちゃが我が家にもたくさんあるのです。

いま自分の大切なものを、これからもずっと変わらず大切に使っていけるようにする術を、この本から感じてもらえたら良いなあと思います。

 

「エマとピーター」

ともだちのピーターとエマとの同じところと違うところが紹介されています。

ふたりはお互い違うから一緒に過ごして楽しいことがあるんだということが書かれてあります。

 

エマは、さいしょにチーズサンドを、つぎにトマトサンドをたべるのがすき。ピーターは、さいしょにトマトサンドを、つぎにチーズサンドをたべるのがすき。

 

2人はお互い違うから良いということ、3歳の娘にはちょっと難しいかなと思いましたが、例えば…とお友達の名前を挙げて読んでみたりすると、とても喜びます。

 

 

 

 

 

この本2冊とも、そこには会話はなく、ただエマがやっていくことと事実が淡々と書かれています。
私自身が慣れ親しんだ、「登場人物が何かして、会話をしてお話が進んでいく…」という本ではなかったので、こんな本があるのか!とちょっと衝撃を受けました。特に盛り上がる場面もないのです。

果たして子どもはこれ楽しいのかな?絵はとっても可愛いんだけど…というのが私の正直な感想でした。

 

3歳の娘は…

大のお気に入りです。

主人公のエマから見える物事が、娘のそれと通ずるところがあるからか、登場人物の感情が表面に出てこないことで、読み手が想像できる楽しみがあるからか。

 

この本の作家グニラ・ヴォルデさんが書いた他の著書も読んで見たくなりました。

夜寝る前に寝転んで読むには丁度良いサイズ感(重くない!)、字のボリュームもお勧めポイントです。

 

 

 

 

この記事が気に入ったら
いいね ! しよう

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です